2013年4月29日月曜日

50. 憧れの空冷911に試乗

本日、いつもの朝練です。午前7時30分に出発。首都高速神田口からINし、あとはルーレット走行です。かなり気持ち良くエンジンを回し、コーナーで車が沈み込む粘りを体感して、「今日も気持ちいいな~」っていう気持ちでした。

途中、いつもの首都高速のPAでポルシェ空冷軍団に出会いました。憧れの930ターボ等、空冷サウンドを響かせる軍団に思わずグイグイと引き込まれていきました。

とても親切な方がいて、その方の空冷911の助手席に乗せて頂き、ルーレット1周走行をして頂きました。

改造されたクラッチはボクスター981より若干重めでした。オルガン式で感触は随分と異なりました。エンジンパワーはさほどありませんでしたが、スポーツ感は最高でした。空冷911に虜になっている方達の気持ちがわかります。デザイン性の素晴らしさに加えて、やはり「運転のダイレクト感」にあると思います。現在の僕のボクスターよりも、全然「ダイレクト感」が強いです。ある意味、ゴーカートのような面白さです。垢抜けてはいません。騒音も大きいです。しかし、車を運転しているという「ダイレクト感」はボクスターよりも上でした。空冷911の魅力ですね~!!

空冷911と比べて、今のポルシェは本当に洗練されていると思います。乗り心地も素晴らしいです。シフトストロークもショートストロークでより迅速なシフト操作が可能です。但し、あまりに洗練されている感じが強くなり、寂しい気持ちもあります。誰でも乗れるようになったのだと思います。私のボクスターのMT操作は、私の妻でも出来てしまいます。MT操作で言えば、免許を取った後、1年の経験しかない妻ですが、そんな妻でも、25年間、MT運転をしていなかった割に上手に乗れてしまうのです。

しかし、今日の空冷911のMTは甘くなさそうです。今のポルシェよりもずっとマニアックです。ある意味、乗り手を選びそうです。クラッチはより重くなり、ギアシフトもロングストロークで、グニヤグニャな感じがあります。それでも、スポーツカーらしいシャキッとしたカミソリのような鋭さがあります。まさに操る面白さでしょうか。。。。。

今日の空冷911初体験は何かを起こしそうです。最新のポルシェが最良のポルシェであることは、確かにその通りかもしれませんが、空冷911を思い切りいじくりまくり、遊んでもいいかなと思い始めました。

空冷911体験後、ボクスター981のMT操作を思い切りやってみました。どうでしょう。不思議ですが、「中吹かし、ヒール&トウ」が今までよりももっと簡単に決まるのです。コーナーを攻める時の感覚もより簡単になりました。これは明らかに制御の無い「生」の感覚に近い空冷911試乗の成果だと思います。現代ポルシェは、電子制御によってかなり守られているな~って感じました。

自らの運転テクニックを高めるためにも、ある一定期間、空冷911で訓練を積むのは悪いことではないと思いました。

驚いたのはポルシェ356でした。50年以上も前の車です。キレイにメンテナンスされていました。笑ってしまうのは、356にはシートベルトが無いことです。当時の仕様には、シートベルトが無かったのですね(爆笑)。これで車検が通ってしまうのですから笑ってしまいます。

今日は本当にいい経験でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿